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【兵庫】Welcome to 城崎温泉!関西屈指の温泉地を徹底解剖!

2021/03/15

1300年の歴史を持つ城崎温泉 兵庫県北部、豊岡市に位置する城崎温泉。関西の奥座敷とも呼ばれるこの温泉街には、7つの外湯と70以上の宿泊施設が軒を連ねており、どののれんをくぐっても高いレベルのおもてなしを受けることができ […]

    1300年の歴史を持つ城崎温泉

    兵庫県北部、豊岡市に位置する城崎温泉。関西の奥座敷とも呼ばれるこの温泉街には、7つの外湯と70以上の宿泊施設が軒を連ねており、どののれんをくぐっても高いレベルのおもてなしを受けることができます。

     

    城崎の温泉街やその周辺には自然が広がり、季節ごとに違った魅力を味わうことができます。中でも春の柳はとても美しく、一見の価値あり!温泉街を流れる大谿川(おおたにがわ)の両岸に立ち並ぶ見事な柳の木は城崎温泉のシンボルとなっていますが、その柳に新芽がつくのが3月上旬。小さな若草色のつぼみは上品でかわいらしく、城崎の景観にもぴったり合います。タイミングが良ければ、咲き誇る桜と青々とした柳という贅沢な組み合わせを目にすることができるかもしれません。

     

    2020年には開湯1300周年を迎えた城崎温泉。毎年柳の新芽が温泉街を彩りますが、いつになっても色褪せることのない魅力的な姿を見せてくれます。

     

    山頂から城崎温泉の別の顔をWatching!  『城崎温泉ロープウェイ』

    温泉街を散策するだけでも飽きることなく旅行を楽しむことができますが、余裕があればぜひ「城崎温泉ロープウェイ」に乗って大師山の頂へ向かってみてください。展望台からは眼下に広がる温泉街と、雄大に流れる丸山川を一望できます。山の中腹には厳かな雰囲気に包まれた温泉寺があるので、興味があれば途中下車して参拝してみましょう!

     

    また、大師山の先にある来日山(くるひやま)では、運がよければ一面に広がる雲海を見ることもできます。早朝に自力で山を登る必要がありますが、息をのむような光景はその苦労さえ忘れさせてくれるほど。山に登ることで、温泉街とは少し違った城崎を知ることができるんです。

     

    温泉だけじゃない!ビーチリゾートとしても日本トップクラス!? 『竹野浜』

    夏の城崎を訪れるなら、美しい日本海での海水浴を楽しみましょう!温泉街から車を走らせること約20分でたどり着くことができる「竹野浜」は抜群の透明度を誇り、なんと「日本の渚・百選」にも選ばれています。

     

    遠浅で泳ぎやすい海と白い砂浜が広がり、駐車場や海水浴施設がしっかりと整備されているため、とても快適に過ごすことができます。一度訪れてみれば、竹野浜が城崎の人に愛される理由がすぐに分かることでしょう。

     

    イマドキ!最高の思い出作りの秘訣とは?

    柳の木とともに城崎温泉の代名詞となっているのは、7つある外湯です。レトロな雰囲気を建物全体で醸し出す「一の湯」や重厚感漂う「柳湯」、寺院のような神聖さすら感じる「さとの湯」。見て回るだけでも満足感を得ることができますが、せっかくなら写真に残してみませんか?

     

    最近は若い女性の間で、浴衣を着て外湯前で写真撮影をすることが流行っているそうです。歴史を感じさせる建物をバックに浴衣姿で撮った写真を見返せば、下駄の音が聞こえてきそうですね。7つの外湯をめぐり、その証として写真を残すのも良いかもしれません。

     

    城崎温泉1300年の歴史を見守ってきた『柳の木』

    さらさらと流れる小川と、両岸の見事な柳、そしてさらに外に広がるレトロな街並み。「これぞ城崎」という風景を写真に収めたいなら、大溪川沿いへ足を運んでみてください。川に架かる弓型の橋の数々はなんと90年以上前に造られたものです。歴史を感じさせる橋と、風に揺れる柳の木にレンズを向ければ、城崎がもつ情緒を切り取ることができます。

     

    食べてよし、飲んでよし!城崎を味わい尽くせ! 『但馬牛』・『松葉ガニ』

    すぐそばに日本海を望み、また三方を山に囲まれた城崎を訪れたら、海の幸と山の幸の両方を楽しんでみましょう。特に但馬牛松葉ガニをふんだんに使った旅館の懐石メニューは非常に人気が高く、それを目的に遠路はるばる旅館を訪れる宿泊客もいるほど。但馬牛は険しい斜面ばかりの但馬地方で育てられた高級黒毛和牛で、引き締まった赤身と良質な脂身からなるお肉は口当たりがよく、幅広い層から高い評価を得ているブランド牛!

     

    また、冬に楽しめる日本海の松葉ガニも大好評!身がぎっしりと詰まっており、濃厚な味わいの松葉ガニは刺身やしゃぶしゃぶなど、かに本来の美味しさを生かした料理で味わうのがおすすめです。また城崎は地酒や地ビールの産地としても有名!いい湯に入り、美味しいご飯とうまい酒を楽しむ。日常を忘れた贅沢な体験はいかがですか?

     

    城崎温泉誕生秘話!?けがを治す魔法の湯 『鴻の湯』

    城崎温泉が開かれたのは実に1300年も前の事ですが、実は城崎にはそれ以前にも温泉にまつわる伝説が残されていました。それは、次のようなもの。「昔、大溪川の上流につがいのコウノトリが棲んでいたが、ある日そのコウノトリたちは足を痛めてしまう。けがをした2羽のコウノトリは田んぼに降り立ち、しばらく足をつけていたが、そのうち何事もなかったかのように飛び去っていった。その様子を目の当たりにした村人は驚きその田んぼに行ってみた。するとこんこんと温泉が湧いていたそうな。」

     

    この湯こそが後に開かれる城崎温泉の源泉であり、またこの湯が沸いた場所が外湯のひとつ、「鴻の湯」となったそうです。この伝説にちなみ、鴻の湯は長寿・夫婦円満のご利益がある温泉として知られています。

     

    日本一の『かばん』生産地!お気に入りの一品を探してみては? 『豊岡かばん』

    実は城崎温泉がある豊岡市は、かばんの出荷額で日本一!特に「豊岡かばん」は高い品質とデザインを兼ね合わせており、老若男女に愛されています。今や世界にはばたく豊岡かばんですが、もちろん城崎温泉でも実際に手に取り、購入することができるので必見。城崎に本店を置くショップも数多くあり、湯上りに散歩をしながらショッピングを楽しめます。おしゃれなデザインで種類も多く、使い勝手の良さは抜群、なおかつ丈夫な豊岡かばん、おひとついかがですか?

     

    誇り高き『城崎人』!その秘訣とは・・・

    城崎温泉に住む人々は強い絆で結ばれており、昨今の状況のような苦境の中でも互いに支え合う精神が根付いているそう。そんな城崎の人々が持つこの連帯感の根底に存在しているのが「秋祭り」。城崎温泉秋祭り「だんじり祭り」は、毎年10月14日と15日に行われる250年以上続く伝統のあるお祭りです。

     

    このお祭りは四所神社(ししょじんじゃ)の温泉守護神と水の守護神を祀る祭礼で五穀豊穣と町内の安全祈願のために行われ、神輿(みこし)山車、大中小の山車5基が、城崎温泉街を練り歩きます。祭りの日は、落ち着いた温泉街とは全く違い、いつもと変わった城崎の表情が見られる、貴重なお祭りです。

     

    年に一度開催される秋祭りのために、街中の人たちはなんと一年かけて準備をしているんです。その過程で秋祭りをつくる一員として、たくさんの人たちと友情にも似た感情を育んでいきます。一朝一夕に生み出すことは到底できないこの連帯感こそが美しい温泉街を守っており、城崎温泉の人々はそれを誇りに思っているといいます。

     

    心もポカポカ温まる、夜の城崎温泉

    昼間の温泉街にも風情がありますが、日没後のまた違った城崎温泉の表情も見てみたくはありませんか?川の両岸の建物から漏れるあたたかい明りが、夜の温泉街を彩ります。川沿いをぶらりと歩けば、まるで町全体がオレンジ色のあたたかな光に包まれたような感覚を味わえます。

     

    実はこの光、城崎温泉の店舗や旅館が協力し、観光客に夜の城崎温泉を楽しんでもらうために点灯しているんです。こうした城崎温泉の絆が現れていることを知ると、より一層美しい情景のように思えてきますよね。

     

    作り物ではない、本物の『日本』を求めて・・・

    国内観光客にとどまらず海外からの評価も集めている城崎温泉ですが、インバウンド需要が高まり始めた当初、旅館や小売店のスタッフは慣れない対応に戸惑うことが多々あったとのこと。「海外からのお客様は何を求めているのだろう」と暗中模索する日々が続きました。しかしある時、海外からの観光客も国内観光客と同じ「城崎温泉」を求めていることに気が付きます。城崎温泉に他国語の表記はほとんどありません。

     

    道を歩いて目に入るのは、懐かしさすら覚えるような古き良き温泉街の情景。旅館に宿泊すれば据え膳、上げ膳のおもてなし。日本人好みと言われる滞在体験ですが、この体験こそ海外の方に求められていたものなのでした。言語の違いこそありますが、おもてなしの気持ちが伝わるような丁寧な接客に、海外から訪れた方も満足していただけること間違いなしです。

     

     

    ライター:あとりあ
    写真提供:城崎温泉 旅館協同組合
    城崎温泉 旅館協同組合HP


     

[登場人物・あらすじ]